PX-M3Pの同等品?Liteon S100シリーズ「LAT-128M3S-16」
PlextorのM3Pシリーズの同等品と思われるLiteonのS100シリーズの発売が始まりました。この製品の128GB版を購入したので、今回は、先日購入したPlextor PX-128M3Pとの比較で簡単にレポートしたいと思います。
本製品は、多くの方がご存知のとおり、PX-128M3Pと同じ「PLDS(PHILIPS & LITE-ON DIGITAL SOLUTIONS)」が開発製造した製品です。光学ドライブの場合、PLDSの製品は、LITEONブランドで販売されることが一般的でしたが、SSDの場合は、製造元のPLDSがPlextorブランドで販売するだけでなく、親会社のLITEONからも販売されることになったようです。
本製品は、ネットでは、すでに姉妹品?とか同等品とか言われていますが、分解してみたところ、外部キャッシュは、同じNANYAのチップを使っており、容量は256MBでした。また、コントローラのリビジョンがちょっとアップしていますが、その他の部品構成は、ほぼ同等でした(コントローラが実装されている面にPX-128M3Pはチップが1つ実装されていますが、LAT-128M3S-16には実装されていません)。基盤リビジョンもPX-128M3Pと全く同じです。このことからも、ほぼ同じハードウェアと考えてもらって差し支えないとい思います。筐体も色と厚みが異なるぐらい(PX-128M3Pは「7mm」、LAT-128M3S-16は「9.5mm」)です。
なお、コントローラについてですが、 PX-128M2Pは、Marvellの88SS9174‐BKK2でしたが、PX-128M3P/LAT-128M3S-16は、Crucial m4と同じ「88SS9174‐BLD2」となっています。C300が、88SS9174‐BJP2だったので、BJP、BKK、BLDと末尾が変わってきています。次は、BMxとなるのかもしれません。
次にベンチマーク結果を紹介します。定番のCrystal Disk Markの結果は、リードに関しては完全に同等という感じです。ライトに関しても、シーケンシャルや512KBに関しては同等です。ただ、4KB(QD=1)に関しては、LAT-128M3S-16の方が少し悪いようです。また、PC Mark Vantage HDD Test Suiteの結果もほぼ同じです。
IOMeterで4KBランダムライトを60分間行ったときの速度推移やレスポンスタイム、最大レスポンスタイムの推移もグラフ化したので掲載しておきます。これらをみてもわかりますが、速度推移やレスポンスタイムの動きは、ほぼ同等という感じです。ただ、最大レスポンスタイムは、大きく異なっています。PX-128M3Pは、上下が少なく安定していますが、LAT-128M3S-16は、かなり数値が上下しているだけでなく、高いレイテンシが測定されてしまいました。
以上のことからもわかるように、LAT-128M3S-16は、基本同じ製品と考えてもらって差し支えないと思います。ただ、ファームウェアも現状のPX-128M3Pと同じかと言われると、最大レスポンスタイムが比較にならないほど高いという違いがあるため、微妙に違う気がします。
PX-128M3Pは、3,5インチマウンタと5年保証に加え、AcronisのOEM版が付属します。対して、LAT-128M3S-16は、3.5インチマウンタは付属しますが、3年保証で、ソフトは付属しません。価格差は、現状では、2000円ぐらいLAT-128M3S-16の方が安いといったところです。これに性能面の若干の差(長いレイテンシがでる)という点を加えて、購入したい方は判断されるとよいと思います。
LITEONは、光学ドライブでもそれなりにファームウェアのバージョンアップを行なっていたので、ファームウェアの積極的なバージョンアップに期待したいと思います。
本製品は、多くの方がご存知のとおり、PX-128M3Pと同じ「PLDS(PHILIPS & LITE-ON DIGITAL SOLUTIONS)」が開発製造した製品です。光学ドライブの場合、PLDSの製品は、LITEONブランドで販売されることが一般的でしたが、SSDの場合は、製造元のPLDSがPlextorブランドで販売するだけでなく、親会社のLITEONからも販売されることになったようです。
本製品は、ネットでは、すでに姉妹品?とか同等品とか言われていますが、分解してみたところ、外部キャッシュは、同じNANYAのチップを使っており、容量は256MBでした。また、コントローラのリビジョンがちょっとアップしていますが、その他の部品構成は、ほぼ同等でした(コントローラが実装されている面にPX-128M3Pはチップが1つ実装されていますが、LAT-128M3S-16には実装されていません)。基盤リビジョンもPX-128M3Pと全く同じです。このことからも、ほぼ同じハードウェアと考えてもらって差し支えないとい思います。筐体も色と厚みが異なるぐらい(PX-128M3Pは「7mm」、LAT-128M3S-16は「9.5mm」)です。
なお、コントローラについてですが、 PX-128M2Pは、Marvellの88SS9174‐BKK2でしたが、PX-128M3P/LAT-128M3S-16は、Crucial m4と同じ「88SS9174‐BLD2」となっています。C300が、88SS9174‐BJP2だったので、BJP、BKK、BLDと末尾が変わってきています。次は、BMxとなるのかもしれません。
次にベンチマーク結果を紹介します。定番のCrystal Disk Markの結果は、リードに関しては完全に同等という感じです。ライトに関しても、シーケンシャルや512KBに関しては同等です。ただ、4KB(QD=1)に関しては、LAT-128M3S-16の方が少し悪いようです。また、PC Mark Vantage HDD Test Suiteの結果もほぼ同じです。
IOMeterで4KBランダムライトを60分間行ったときの速度推移やレスポンスタイム、最大レスポンスタイムの推移もグラフ化したので掲載しておきます。これらをみてもわかりますが、速度推移やレスポンスタイムの動きは、ほぼ同等という感じです。ただ、最大レスポンスタイムは、大きく異なっています。PX-128M3Pは、上下が少なく安定していますが、LAT-128M3S-16は、かなり数値が上下しているだけでなく、高いレイテンシが測定されてしまいました。
以上のことからもわかるように、LAT-128M3S-16は、基本同じ製品と考えてもらって差し支えないと思います。ただ、ファームウェアも現状のPX-128M3Pと同じかと言われると、最大レスポンスタイムが比較にならないほど高いという違いがあるため、微妙に違う気がします。
PX-128M3Pは、3,5インチマウンタと5年保証に加え、AcronisのOEM版が付属します。対して、LAT-128M3S-16は、3.5インチマウンタは付属しますが、3年保証で、ソフトは付属しません。価格差は、現状では、2000円ぐらいLAT-128M3S-16の方が安いといったところです。これに性能面の若干の差(長いレイテンシがでる)という点を加えて、購入したい方は判断されるとよいと思います。
LITEONは、光学ドライブでもそれなりにファームウェアのバージョンアップを行なっていたので、ファームウェアの積極的なバージョンアップに期待したいと思います。
検証お疲れ様です。
返信削除凄く判りやすい文章で助かります。
是非、購入時の参考にさせていただきたいと思っています。
どもです、はじめまして。
返信削除私的とは言っても、プロの方なんですね。
分かり易いのもそうなんですが、欲しい情報がそこにある・・・、
といった感じです。
SSDは今が買いって気もしますが、インテルが価格破壊(?)をしてくれたお蔭で、安定して安くなるのかな???