2010年11月7日日曜日

WD30EZRSのチェック OS起動編

今回は、WD30EZRSをシステムドライブとして使用し、Windows7が起動できるかどうかをチェックしてみたのでその結果を簡単に報告しておきます。

最初に多くの方がご存知かと思いますが、2TBの容量を超えたBigsectorのエミュレートデバイスのHDDでOSを起動するには、UEFI対応のマザーとUEFIからの起動に対応したOSが必要です。
UEFI対応マザーは、メーカー製のパソコンなどでは、それなりに採用されているらしいですが、自作用に売られているマザーは、現在のところIntelぐらいしか選択肢がありません。BIOSメーカーのAMIやPhoenixもUEFI対応BIOSをすでに出荷していますが、自作マザーでは採用例が事実上皆無であるため現状では、Intel一択になると思われます。

そこで、このテストのためだけにIntelの「DH57DD」というマザーを買ってWindows7 64bitの起動チェックを行ってみました。

まず、DH57DDのBIOS設定ですが、SATAの動作モードは、AHCIに設定しています。ICH10/PCH系列では、RAIDに設定するとWD30EZRSを「746GB(笑)」のHDDとしてRAID BIOSが認識してしまうようです。(ICH10RとDH57DDのPCHで確認しました。ISRTのドライバの件といいRAID BIOSといい、Intelさまは微妙にヤル気がないようです)

これらのRAID BIOSのバージョンは、8.9.0.1024だったと思います。たぶん、IntelのICH10/PCHを採用したほぼすべての製品のRAID BIOSのバージョンは、このバージョンだと思いますので、Intelチップ採用の現行マザーでは、事実上、2TB超のBigsectorエミュレートデバイスのHDDをRAIDで使用すると2TBがどこかに消えて損をすることになるのでご注意ください。(RAID BIOSのアップデートがあれば、治る可能性はあると思います。ただ、RAID BIOSのアップデートってやってくれるのでしょうか・・・)

次にUEFIブートの設定ですが、Intelマザーの場合、「UEFIBoot」という項目があり、これを「Enable」に設定するだけです。マザーの設定は、これだけです。

続いてWindows7 64bitのインストールですが、UEFIで起動する場合、HDDをGPTで使用する必要があるだけでなく、そのHDDにEFIというパーティションとMSRというパーティションが必要になるようです。Windows 7 32bitなどでGPTを使ってパーティションを確保したときは、このEFIとMSRというパーティションが自動作成されないようなので、他のパソコンでフォーマットして利用するというわけにはいかないようです。

さらにWindowsのインストーラーでGPTでパーティションを確保するためには、そのHDDがあかじめGPTディスクに設定されていなければならないという制限もあるようです。(多分この制限は、GPT/MBRを選択するためのパーティションニングツールが、Windowsのインストーラーに準備されていないからだと思います)。このため、インストールを始める前に、DiskpartでHDDをGPTにコンバートしておくとスムーズにインストールが進むようです。GPTへのコンバートは、DiskpartでHDDをマウントして、「convert gpt」を実行すればOKです。

最後に実際のOSインストールの作業ですが、上記の点ができていれば、これまでのインストール方法となんら異なる点はありません。前述したとおり、UEFIBootをEnableにしたからといって、インストーラーでGPT/MBRを選択できるパーティショニングツールが起動するということもなく、これまでどおりです。

唯一の注意点は、インストール時に起動パーティションを空き領域全部とすると、前述したEFI(100MB)/MSR(128MB)用のパーティションの自動確保に失敗し、インストールに失敗するということがあるかもしれないということです。GPTでうまくインストールできないという場合は、EFI/MSRパーティションが確保されているかをチェックしてみると良いかもしれません。