2010年9月29日水曜日

Sandforce製コントローラの不思議2

今日は酔っているのでこの辺で、と言ってからずいぶんと時間が経過していましました。
また、放置プレーに入ってしまって申し訳ございません。
遅くなりましたが、前回の続きです。

前回の記事でレスを何件かいただきましたが、僕は、Overprovisioningの容量が大きいことは悪いことだとは思っておりません。ユーザーエリアは少なくはなりますが、Overprovisioningの容量が大きい分、ユーザーエリアからみた製品寿命が長くなることは事実ですし、ユーザーエリアを制限している分、ユーザーエリアギリギリまで使用しても理論上は、速度低下し難いというメリットもあります。Overprovisioningの容量が、30%ぐらいあると、理論上の製品寿命が2倍になるという話も伺ったことがあります。

ただ、Sandforceは、信頼性を売りにしているわけですから、ファームウェアをアップデートするとユーザーエリアの容量が変更されたり、Overprovisioningの容量がユーザーエリアの容量によって異なったりと一貫性がない点はいかがなものかとは思います。顧客(メーカー)の要望もあるでしょうし、なかなか難しいところですが。

また、Sandforceの場合、 Overprovisioningの件もそうですが、もう一つ、個人的に面白いと感じているのが、NANDパッケージの数だったりします。通常、分かりやすく半分とかが多いのに、なぜに4分の3みたいな感じです。IntelのX25-Vなどは、X-25Mが10個で半分の5個。ほかにもJM616を搭載したADATAのS596 Turboの32GB版も半分の8個でしたし、SAMSUNGのDDR NANDを使ったP470シリーズの64GB版も半分の8個でした。まあ、Marvellのコントローラを採用したReal SSD C300のようにコントローラは、Max10ch並列のところをあえて「8ch」で使っている例もあるので、使い方は自由なのだとは思いますが。

さて、Overprovisioningの件は、これくらいにして、40/80/160GBで使われているNANDチップパッケージ12個な方々と50/60/100/120/200/240GBのNANDチップパッケージ16個な方々のベンチマーク結果を掲載しておきますので、実際の購入時の参考にしていただければと思います。すべてが同じメーカーのものではないですが、参考にはなるかと思います。





結果は、こんな感じです。一番遅いのが、チップ12個で40GBの製品です。0Fill/1Fillなら40GBの製品でも公称スペック値はでますが、ランダムデータでベンチを行うとライトは別としてもリードが最近の製品の中では遅めという感じです。チップ12個のグループは、160GB品をみてもわかりますが、基本的にリードに関しては、遅めです。ただ、160GB品の場合、ライトは40GB品と比較してシーケンシャルなら倍早くなり、チップ16個の120GB品と同等となります。また、チップ16個のグループは、基本的にシーケンシャルリードは、12個品よりも高速です。Sandforce製コントローラを使用する場合で読み出し速度もそれなりを求めたい場合は、NANDチップパッケージ16個のグループをオススメしておきます。

最後に、以前、Sandforce製コントローラを採用したMX-DSという製品で、SecureEraseを行うと起動時にBIOSからS.M.A.R.Tのエラーが報告されるという現象が起きたことがありました。この現象ですが、先日、使用したOCZのVertex2がすでにこの状態でした(笑)。この製品は、1つ古いファームウェア(Ver1.10)だったので、最新のVer1.11にアップデートしてみたところ、この現象はでなくなりました。ということで、多分,バグか何かだと思います。ただし、CORSIARの製品でも同じ症状を発症中の機体を使用したことがあるので、最新のファームウェアでこの症状が発症しないとは言い切れませんのでご注意ください。

2010年9月2日木曜日

SandForce製コントローラの摩訶不思議

いわゆる組み立て屋さんブランドで大人気のSandForce製コントローラですが、このコントローラを採用したSSDは、非常に多くの容量ラインナップがあるということに皆さん気づいているでしょうか。

かくいう僕も実は、ちょっと前に気がついたのですが、SandForceのSF-1200を採用したSSDは、意味不明なぐらい色々な容量の製品が販売されています。しかも、システム管理領域として確保している容量に一貫性があるんだないんだかという感じです(笑)。このブログを見ている人なら分かっていると思いますが、いうまでもなく、システム管理領域が多ければ、見た目の製品寿命は長くなります。実際に搭載されているNANDメモリの容量のうち、ユーザーが実際に使用できるエリア(ユーザーエリア)を減らし、その分、交替等に使える管理エリアが増えるわけですから当然です。

ちなみに、僕が把握しているだけで、SF-1200を採用したSSDは、40/50/55/60/80/100/120/160(180?)/200/240/400/480、の計12種類の容量の製品が販売されているようです。これらは、搭載しているNANDメモリのパッケージ数が違いますから、当然、速度も一定の法則によって異なっています。しかも、注意しなければならないのは、容量によって、システム管理領域のサイズが異なることです。

搭載NAND数からいうと、40/80/160の3種類の容量の製品は、すべて「12個」のNANDメモリのパッケージを搭載したグループのようです。40GBと160GBは、Corsairが販売しているもので確認しました。これらは、コントローラが実装されている側にNANDメモリのパッケージが5個、その裏面に7個の計12個のNANDメモリパッケージを実装しています。80GBは、確認していませんが、容量から考えて、おそらく、NANDメモリの数は12個だと思います。

面白いのは、ここからです。40GBの製品の場合、NANDメモリの数が12個で40GBということは、48GBのNANDメモリを搭載して、8GB分は、システム管理領域に使っているということになります。つまり、NANDメモリのパッケージまるまる2個分、システム管理領域に使っているわけです。

ふつうに考えると、80GBでは、40GBの倍で、80GBはさらに倍ということになるのでしょうが・・・。Corsairの160GB版は、なぜか違いました。Crystal Disk Infoの画面を撮り忘れてしまいましたが、記録容量が168GBとか表示されるのです(笑)。製品の箱には、しれっと「CSSD-F160GBP2」という型番が書いてありますが、実際にユーザーが使用できる容量は、168GB(x1024の数字です)もあり、パッケージに表記されている容量よりも多くのユーザーエリアがあります。

これは、非常に珍しいケースです。通常、ストレージは、x1000が表記が一般的ですから、少なくて訴訟が起こされたことはあっても、多かったことはありません。しかも、40GB版では、NANDメモリのパッケージ2個がまるまるシステム管理用に使われていましたが、160GB版でも、NANDパッケージが12個なので、総容量が192GBとなり、40GB版よりもシステム管理領域の比率が減っているということになります。ということは、あれ、容量からみた寿命がみじかくなる・・・

実に不思議なラインナップをしていると思いませんか?
次に残ったグループを考えてみますが、残りは、すべてNANDメモリのパッケージを16個搭載したグループだと思われます。性能的なことをいうと、50/55/60の3製品は、同じ速度がでると思います。次が、100/120GBで、200/240、400/480と続き、容量が増えるごとに速度が上がっていくと思います。

さてここで考えて欲しいのが、最初にちょっと書いたシステム管理領域(予備領域)と寿命の関係です。50GBの製品のチップ数が16個ということは、計64GB分のNANDメモリが搭載されていることになります。50GB版では、都合14GBほどシステム管理領域に使い、60GB版では、x1000で計算して残ったところすべてがシステム管理領域となります。

このようにして計算していくと、システム管理領域が多めの方とそうでない方のグループに分けられてきます。

このおはなしは、次回に続きます。

すみません、酔って眠いので今日はこのへんでしつれいします。