2010年9月2日木曜日

SandForce製コントローラの摩訶不思議

いわゆる組み立て屋さんブランドで大人気のSandForce製コントローラですが、このコントローラを採用したSSDは、非常に多くの容量ラインナップがあるということに皆さん気づいているでしょうか。

かくいう僕も実は、ちょっと前に気がついたのですが、SandForceのSF-1200を採用したSSDは、意味不明なぐらい色々な容量の製品が販売されています。しかも、システム管理領域として確保している容量に一貫性があるんだないんだかという感じです(笑)。このブログを見ている人なら分かっていると思いますが、いうまでもなく、システム管理領域が多ければ、見た目の製品寿命は長くなります。実際に搭載されているNANDメモリの容量のうち、ユーザーが実際に使用できるエリア(ユーザーエリア)を減らし、その分、交替等に使える管理エリアが増えるわけですから当然です。

ちなみに、僕が把握しているだけで、SF-1200を採用したSSDは、40/50/55/60/80/100/120/160(180?)/200/240/400/480、の計12種類の容量の製品が販売されているようです。これらは、搭載しているNANDメモリのパッケージ数が違いますから、当然、速度も一定の法則によって異なっています。しかも、注意しなければならないのは、容量によって、システム管理領域のサイズが異なることです。

搭載NAND数からいうと、40/80/160の3種類の容量の製品は、すべて「12個」のNANDメモリのパッケージを搭載したグループのようです。40GBと160GBは、Corsairが販売しているもので確認しました。これらは、コントローラが実装されている側にNANDメモリのパッケージが5個、その裏面に7個の計12個のNANDメモリパッケージを実装しています。80GBは、確認していませんが、容量から考えて、おそらく、NANDメモリの数は12個だと思います。

面白いのは、ここからです。40GBの製品の場合、NANDメモリの数が12個で40GBということは、48GBのNANDメモリを搭載して、8GB分は、システム管理領域に使っているということになります。つまり、NANDメモリのパッケージまるまる2個分、システム管理領域に使っているわけです。

ふつうに考えると、80GBでは、40GBの倍で、80GBはさらに倍ということになるのでしょうが・・・。Corsairの160GB版は、なぜか違いました。Crystal Disk Infoの画面を撮り忘れてしまいましたが、記録容量が168GBとか表示されるのです(笑)。製品の箱には、しれっと「CSSD-F160GBP2」という型番が書いてありますが、実際にユーザーが使用できる容量は、168GB(x1024の数字です)もあり、パッケージに表記されている容量よりも多くのユーザーエリアがあります。

これは、非常に珍しいケースです。通常、ストレージは、x1000が表記が一般的ですから、少なくて訴訟が起こされたことはあっても、多かったことはありません。しかも、40GB版では、NANDメモリのパッケージ2個がまるまるシステム管理用に使われていましたが、160GB版でも、NANDパッケージが12個なので、総容量が192GBとなり、40GB版よりもシステム管理領域の比率が減っているということになります。ということは、あれ、容量からみた寿命がみじかくなる・・・

実に不思議なラインナップをしていると思いませんか?
次に残ったグループを考えてみますが、残りは、すべてNANDメモリのパッケージを16個搭載したグループだと思われます。性能的なことをいうと、50/55/60の3製品は、同じ速度がでると思います。次が、100/120GBで、200/240、400/480と続き、容量が増えるごとに速度が上がっていくと思います。

さてここで考えて欲しいのが、最初にちょっと書いたシステム管理領域(予備領域)と寿命の関係です。50GBの製品のチップ数が16個ということは、計64GB分のNANDメモリが搭載されていることになります。50GB版では、都合14GBほどシステム管理領域に使い、60GB版では、x1000で計算して残ったところすべてがシステム管理領域となります。

このようにして計算していくと、システム管理領域が多めの方とそうでない方のグループに分けられてきます。

このおはなしは、次回に続きます。

すみません、酔って眠いので今日はこのへんでしつれいします。

3 件のコメント:

  1. SF-1222搭載品に関しては、50GBの倍数の製品(over-provisioning 約27%)でも、ファームウェアをアップデートすると60GBの倍数(over-provisioning 約12.4%)になっちゃうので、ものによっては型番と実容量が合わないという謎な状況ですね。
    http://www.legitreviews.com/article/1312/1
    http://www.pcper.com/article.php?aid=912
    どうも、一般ユーザが27%も予備領域を食いつぶすまで使うことはなさそうっていう判断みたいです。てかそれなら出荷前からそうしとけって感じですが…
    Corsairの場合、192GiBx0.876≒168.2GiBなので、新ファームウェアグループとして標準容量のはずなんですが、何で箱の表記が160GB何でしょうね…

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  2. すいません、今気がついたんですが、ひとつめのURLが間違っていました。
    正しくはこちらです。
    http://www.legitreviews.com/article/1312/1/

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  3. 初めてお便りします。
    SandForceはEnterprise SSD Controllerとしてサーバー用途のSF1500(SLC,MLC対応)、クライアント向けSF1200(MLC対応)をリリースしていますが当初Overprovisioningは28%と7%を顧客に提供していましたが、顧客の要望で13%等の製品(F/Wで提供)を出しています。
    理由はRetailでは容量単価の低減、Performanceが通常のBenchmarkでは判別しにくい為です。
    Enterprise Sever環境(24時間、365日、5年動作)では28%、書き込みが多いApplicationはSLCが良いと思いますが個人が購入するには製造メーカー,SuperCapの有無、Flash Chipのグレードなど選ぶのが難しい(楽しい?)製品ですね。一般ユーザーは書き込み回数(P/E サイクル)の寿命を気にしますが書き込み後のData Retension(データー保持時間)の変化が有るので大きなOverprovisionは無駄では無いと思います。
    下記のURL(AndanTech)を参照してみては?
    http://www.anandtech.com/show/3690/the-impact-of-spare-area-on-sandforce-more-capacity-at-no-performance-loss

    黒うさぎ
    E-mail:raidconcept@yahoo.co.jp

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