2010年2月11日木曜日

東芝の廉価版SSD「SG2シリーズ」の詳細スペック

SSDは、毎月のように新製品が登場していますが、国内の大手メーカー東芝からも、廉価版SSD「SG2シリーズ」の出荷が始まっています。今回は、この製品の詳細スペックが解ったので紹介したいと思います。

SG2シリーズは、IOデータが現在販売しているHG2シリーズの廉価版的位置づけのSSDです(すでに製品情報が、東芝セミコン社のホームページに掲載されています)。SG2シリーズは、Intelが発売している40GBのSSD「X25-V」と同系統の製品で、HG2シリーズをスペックダウンすることで低価格化を行った製品となっています。ただし、Intelのように上位機種(X-25M)と同じ基板で搭載NANDチップ数が減ったSSDというわけではありません。搭載コントローラは、HG2シリーズとは異なる新しいコントローラで今年に入って発表されたHG3シリーズと同系統のもののようです。

SG2シリーズは、セミコン社のページの写真からも解るように非常に小さな基板で設計されています。外部キャッシュは、HG2シリーズの半分の「64MB」。NANDメモリの搭載数は4つで、最新の32nm世代のNANDメモリを採用しています。

また、SG2シリーズの並列チャンネル数は、NANDメモリの数から解るように物理的には「4ch」ですが、公称リード速度180MB/sec、ライト50MB/secを実現しています。NANDメモリ4つでリード180MB/secという速度は、単純計算するとメモリ当たり45MB/secも速度がでていることになりますが、これは、インターリーブを使用して速度を稼いでいるようです。

現在のNANDメモリは、「チップ」を積層することでパッケージ当たりの容量を増やしています。たとえば、SG2シリーズでは、2.5インチ型のSSDとして30/62GB版が準備されていますが、どちらもNANDメモリは4チップ構成で違いは、搭載NANDメモリのパッケージ内のチップ積層数のみとなっています。つまり、30GB版は、4GB(32Gbit)のチップを2積層したパッケージを採用し、62GB版は、4積層したパッケージを採用しているということになります。SG2シリーズでは、チップ単体では、リード20MB/sec強、ライト10MB/sec前後しかでないところをパッケージ内に積層されたチップをインターリーブで使用することでリードで40MB/sec強の速度がでるようにしているということのようです。

実は、IntelのX-25Vにしても少ないNANDメモリの数でやたらと速度が速いなと以前から思っていましたが、その速度の秘密はインターリーブにあったようです。IntelのX25-Vの場合は、物理的には5ch並列ですが、インターリーブを使用して200MB/sec弱というリード速度を稼いているのではないかと思います。また、SSDの場合、容量によって速度が異なる製品がみられますが、これらは、もしかしたら、インターリーブが関係しているのかもしれません。

なお、SG2シリーズは、Trim対応ですが、NCQには対応しておりません。

SG2シリーズは、すでに量産出荷中で、NECのノートパソコン(LaVie Gシリーズ)や富士通のLoox Uなどに搭載されています。また、すでに一部で話題になっていますが、KingstonのSSD Now Vシリーズの最新製品(Trim対応の30GBのSSD)がSG2シリーズを採用しているようです。

今買うなら、NECのLaVie Gシリーズがオススメです。NECダイレクトでしか購入できませんが、SG2シリーズの62GB版をなんとプラス「8400円」でつけることができます。普通に買うより絶対安いので価格的にはかなり良いと思います。ただし、LaVie Gシリーズでは、2.5インチ版ではなく、mSATA版のSG2シリーズを使っているようなので、後で使いまわすときには苦労するかもしれません。その点には、ご注意ください。

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