2010年1月26日火曜日

SATA LPMについて 追記

前回前々回とSATA LPMについて説明しましたが、使用しているドライブがSATA LPMに対応しているかどうかを確認する方法を書いていなかったので、追記しておきます。

SATA LPMの対応は、例によってIDENTFY DEVICEの情報を確認することで行えます。IntelのSSD Toolboxを使うと簡単に確認できます。
HIPMは、Word76 Bit9の値を確認します。ここが「1」に設定されていれば、HIPM対応です。

DIPMは、Word78 Bit3をみます。HIPM同様にここが「1」に設定されていればDIPM対応です。

DIPMの場合は、この機能が有効に設定されているかどうかも確認できます。Word79 Bit3を参照し、ここが「1」に設定されていれば、DIPMが有効になっています。(画面は、「0」で無効になっています)

また、DIPMのサポートの確認画面(Word78)のBit6に「Software Setting Preservation(SSP)」と呼ばれる機能のサポートの有無があります。この機能は、LPMから復帰したときの通信再開時の手順を簡略化する機能です。簡単にいうと転送モード等の情報を覚えて置き、通信再開時のイニシャライズ手順を省くことですぐにデータ転送を再開する機能というわけです。

最後に前回、オススメのSATA LPMの設定例を紹介し忘れたのでそれも紹介しておきます。
SATA LPMを使用する場合、もっとも省電力効果が高いのは、できるだけ短時間でSlumberに落とすことです。このため、パフォーマンスを多少犠牲にしてもとにかく、ノートPCをバッテリーでなるべく長時間使用したいという場合は、HIPMでいきなりSlumberに落とすことがもっとも省電力効果が高くなります。HIPMでは、最終コマンド処理後にすぐさまLPM要求が送られますので、特定の時間の経過をまってLPMの移行要求を行うDIPMよりも短い時間で省電力状態に移行します。しかも、復帰までに時間がかかるSlumberですから、省電力効果はもっとくも高くなります。

速度と消費電力のバランスを考えた場合は、HIPMとDIPMの両方を有効にするか、HIPMのみで使用し、HIPMでは、Partialを要求するようにしておくのが良いと思います。このようにしておくと、最初のLPMの要求は、HIPMにて行われることになります。しかも、復帰時間が短いPartialですからパフォーマンスに与える影響は少なくなります。また、DIPMもオンにしておくと、Slumberの移行要求は、ほとんどがDIPMで行われることになります。つまり、アイドル時間が長くなるとDIPMによってSlumberにも落ちます。PartialとSlumberが効率良く出てくるようになりますので、もっともバランスが良いと思います。ちなみに、HIPMのみでは、ほとんどSlumberへの要求が行われません。

パフォーマンス重視の場合は、いうまでもなく、LPMをオフにするとよいということになります。LPMをオフに設定すれば、復帰までにかかる時間は0ですので、パフォーマンスは最大です。

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